暗号で「整備は不要」伝達…神奈川いすゞ不正車検(読売新聞)

 自動車販売会社「神奈川いすゞ自動車」(横浜市保土ヶ谷区)の不正車検事件で、顧客から注文を受けた担当者がブレーキの分解整備を不要と判断した場合には、注文内容を記す「お客様メモ」に「S」や「A」と暗号を記入し、自動車検査員や整備士に伝えていたことが10日、同社の内部調査でわかった。

 また、分解整備をしなかった車両は、初回車検の車や走行距離が短い車、廃車が近づいている車が多いことも神奈川県警交通捜査課の調べで判明した。

 県警の発表によると、道路運送車両法違反(指定整備記録簿虚偽記載)容疑で横浜地検に書類送検されたのは、同社と、男性社員11人。11人は検査員で、2007年4月24日頃から同年12月13日までの間、横浜市金沢区、都筑区、保土ヶ谷区、神奈川県厚木、茅ヶ崎、相模原、綾瀬各市の7事業所で、トラック計22台について、車検で義務付けられているドラムブレーキの分解整備を実施していないのに、指定整備記録簿に「整備済み」とうその記載をした疑い。

 分解整備は、ブレーキのドラム部分を取り外し、部品の摩耗や損傷などを確認する車検の最重要事項。この作業を省けば、大型トラックの場合で約3時間、点検時間を短縮できるといい、「大量の車検をこなすため時間短縮したかった」と社員らは供述しているという。

 県警では、虚偽記載は1986年頃から行われていたとみている。

 同社の小河原靖夫社長(51)は読売新聞の取材に対し、「農家が利用する小型トラックなどは走行距離が短いことが多く、現場に『わざわざエンジンを分解する必要まではないだろう』という気持ちが広がっていたのだと思う」と語り、「お客様には大変申し訳ない」と謝罪した。

 ◆自動車検査員=民間車検場の検査部門の責任者で、国家資格。車検時、整備士に点検整備内容などを指示する。点検後は、車両が道路運送車両法で定めた保安基準に適合しているかなどを検査し、証明する。

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